BLOGブログ

中古マンションに住む

           

内装リフォーム

無印
毎週金曜日午前のブログ更新を心がけておりますが、なかなか定期と言い切れるほどうまくいきません。

 さて、今回のお話。古いマンションを見つけたので一緒に見てもらえませんか?とのお話をいただき見に行きました。
できれば中身を改修して住みたいとのこと。見せていただいた限り予算次第でどうにでも改修できる一室で、これまでのビル全体のメンテナス状況や今後の外壁改修などの予定を確認していただいたところ、問題となりそうな部分は手が入っているか今後の改修で手直しされる予定ということで、クライアントの予算に会うのであればリフォームは問題ないでしょうとお伝えしました。

インフィル総入れ替え

 そこで、ローンのための予算を出すため、現在の間取りをもとに最低限の改変と窓まわりなどの断熱リフォームということで見積を出したところ、完全スケルトンからの改修も可能ですかと尋ねられました。
 そこまでの想いがあるのであれば、買い取りが終わったら一旦すべてを撤去して、床下や天井裏の配管位置やら状況を確認したうえで、断熱なども含めてプランニングをやりましょうと逆提案した際に、この無印のリノベーションのカタログをクライアントより戴きました。中を見てみますと、なるほどこちらがやろうと思ってたことが具体的に提案してあります。
 使いたい素材の選び方などには大きな差がありますが、全体としてはかなり参考になりそうです。設計が決まりましたら、今後、支障のない範囲で許可を頂いて工事をご紹介しようと考えています。

駆体の健全性

 もうご存知かと思いますが建築費はかなり上がっています。こちらの地域では小規模のコンクリート建築の型枠工事を請け負ってくれる型枠会社も少なくなっています。コンクリート住宅などを考えていらっしゃる方は、このように古いマンションを購入し、内装をフルに改修するという手も考えていいのかもしれませんね。無印のカタログにもあるように1981年6月からの新耐震基準に適合した建物であることは必須条件かもしれません。ただ、新耐震基準に適合していても実際のところコンクリート内の配筋ができているとは限りません。鉄筋とコンクリート表面との距離であるカブリがきちんと確保されてないと鉄筋が劣化して耐震性が損なわれれている可能性もあります。ただ、これは外部からは確認できないことが多いのです。
内装を総撤去した際に天井スラブなどに爆裂などがないか是非確かめてみてください。
               

SHARE!

BLOG TOP