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浴槽取り換え完了

           

FRP浴槽へ

浴槽の取り替えが終了しました。
ずいぶんスッキリなりました。
これで衛生的に維持するのが楽になります。
前回書いたように、浴室そのものがとても狭く変形しているので、ユニットバスの採用は不可能。
なんとか1100タイプの浴槽を収めることができました。
大きさは前の浴槽より10センチ長いのですが、実際の内法はほぼ一緒ですね。
昨日完成したのでまだタイルが固まっておらず、今夜から使用可能です。
お湯を張らずに入った感じでは形状もありますので前のフロと変わらない感じ。あとはお湯と浮力の関係でどこまで感覚が改善するかです。
浴槽の取替えは何度もお世話になっている工務店さんにお願いして、作業のほとんどは左官さんがやってくれました。
フロ周囲はポリコンモザイク15ミリということで、前回の工事のタイルが残っていたのでそれを貼っていただきました。
なかなかいい感じに納まりましたが、あとは木の様相のため利用できなかった洗剤などを使ってきれいに掃除することになります。

浴槽設置

浴槽の下はどうなっているのでしょう。
あまり見たことはないのではないかと思います。
在来のフロの場合、フロ栓の下はパイプで配管に接続しているわけではなく、浴槽の下を漏斗のようにして流しているケースが多いのです。
いろいろ心配になりますが、今回浴槽を外してみてもおもったほどすごい状況ではなく問題がないことがわかります。今回は浴槽が10センチ大きくなったため右側の部分で調整しました、木の浴槽と違いFRPですと浴槽の内側の形状に沿って変形しているため、削りを最小限にして、モルタル補修したうえでセッティングしました。

木の浴槽の扱いにくさ

PCウッド
あまり出したくない写真ですが、木の浴槽に興味をお持ちの方のために実際に20年使ってみて感じたことを書いておきます。
まず、この浴槽は通常の檜風呂ではありません。ヒバをセラミック加工したPCウッドの浴槽です。
通常の木の浴槽より遥かに扱いやすいはずの浴槽です。この木は腐りにくいということで、当初、僕自身が信頼しすぎて手入れを怠ったことは事実です。もしPCウッドでなければ10年も維持できなかったかもしれません。
しかし加工しているとはいえ、表面加工ではないので木の特徴は残っています。肌触りは問題なく木そのものです。水も吸いますし、優しい手触りで温かみがあります。乾燥は無加工の木に比べると早いです。結果的にはシロアリも入りました。
この2年ほどは、木の一部がシロアリなどでだめになって補修する方法には苦労しました。なにせFRPみたいに樹脂でも接着したり、エポキシで塞いだりするのは無理で写真のように木を当てて補修しました。

さて、実際に木の浴槽を使って直面した問題について。
1.木に染み込むので浴槽洗剤が使えない。
2.石鹸なども木に染み込むので洗い流せない。
3.漂白剤などもやはり木に染み込むので残留しそうで怖くて躊躇してしまう。
4.たわしなどは表面が傷むのでつかえない。
結局、メンテナンスで衛生的にするには拭き取ってきちんと乾かす、熱いお湯などで殺菌する、アルコールなどを吹きかけて殺菌する。
ただ、毎日使うと乾く時間が足りなくて乾かないのです。乾燥すると水が漏れるので常時、水を張っておけとアドバイスする人もいますがそうすると雑菌が心配です。FRP等ならともかく、木ですから雑菌も住みやすそうですし。

一度、どこかの温泉のお土産に入浴剤をいただきましたが、木の浴槽に染み込みそうでこれも使用する気には慣れませんでした。
入浴剤を楽しむ方にも不向きです。

ただ、木の浴槽は確かに気持ちがいい。これはFRPや人工大理石とは大違いで、妻の実家にあった巨大な天然石をくり抜いた浴槽でも味わえない肌ざりのいい感覚です。もちろん木の良さをそのまま残したPCウッドもまた同じく本当に気持ちの良い浴槽でした。別荘など使用頻度が少ない場所ならまた採用したいくらいです。

浴槽取り替えも終わり、これからは手入れに気を使わなくて良くなります。日常生活においてはこのこともまた大切ですね。





               

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