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さくらのきせつ

           

桜とのつきあいかた

さくらといえ
桜の季節になりました。いま、日本全国を桜前線が移動中ですね。
長崎では一週間ほど前に満開になり今は葉桜となっています。
こんな時期ですので桜が印象的な住宅をご紹介します。
こちらの住宅は公園の横にあります。
公園には地元で大切にされている大きな桜があり、公園の敷地を超えてこちらの敷地まで枝が大きく広がっていました。
この桜の木をできるだけ活かして、できれば家の中からも楽しみたいというのがオーナー家族の希望で設計は始まりました。
最終的には、敷地にはみ出した枝は可能な限り切らずにそのまま残せるような家のプランニングになりました。
写真で見える道路側の車庫入口を玄関兼用として、1台分だけの幅として桜と反対側に寄せているのもそのためです。
結果として写真のようにリビングの窓からも車庫の上の子供部屋からも桜を楽しむことができるようになっています。
さらに、車庫兼玄関からはじかに花見ができるようにと壁はつくらずオープンにしました。

桜への配慮は外観にも及びます。この建築は敷地が道路面より2mほど下にあり、車庫を作るには鉄骨かコンクリートで持ち上げる必要がありました。そこで1階部分をコンクリートでつくりその上に木造を載せるという混構造になっています。
コンクリートは打放しとしていますがその上の桜の背景となる木造部分は金属の外壁です。外壁の色は白、コン、濃い緑、クロ、シルバーなど数種類があり、そのなかから選定することになりましたが、公園側から桜の花を見るときに邪魔しない色にしたほうがいいということで意見は一致。結局は白系だと桜の花の色がはっきり見えないし、色の混じっているものは桜の色を濁らせるんじゃないかということで無機質なクロになりました。
出来上がってみると、予想通り、黒い壁を背景に桜の色がくっきりと浮かび上がり桜がより一層きれいに見える気がしています。


               

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