山に囲まれた家
以前にも紹介した母の家です。
周囲は山、思った以上に落ち葉があります。
こういう立地では雨樋、とくに竪樋の詰まりがでる。
そこで実験的に考えたのはこの住宅の雨樋です。
周囲は山、思った以上に落ち葉があります。
こういう立地では雨樋、とくに竪樋の詰まりがでる。
そこで実験的に考えたのはこの住宅の雨樋です。
屋上の水をどうながすのか
この家には防水がしてありません。
防水をしないということはよくビルの屋上で見かける防水を納めるためのパラペットという立ち上がりは不要になります。
そこで考えたのが防水もなくすならいっそのこと思い切って軒樋も竪樋もつけないという選択でした。
この写真では右上が屋上の雨が流れてくる部分で右下に向かって壁面の水を樋無しで流してしまうという方法、軒樋はなくて屋根の水勾配でこの場所に集中させています。
防水をしないということはよくビルの屋上で見かける防水を納めるためのパラペットという立ち上がりは不要になります。
そこで考えたのが防水もなくすならいっそのこと思い切って軒樋も竪樋もつけないという選択でした。
この写真では右上が屋上の雨が流れてくる部分で右下に向かって壁面の水を樋無しで流してしまうという方法、軒樋はなくて屋根の水勾配でこの場所に集中させています。
竪樋無しで水を下に流す方法
竪樋がないということは壁面全体を水が流れそうですが、写真で見えるかどうかわかりませんが、右角から30センチくらいのところに10センチ幅の溝がコンクリートの壁面に彫り込んであります。屋上から見えた溝ですね。それをこちらの面の壁の両側に竪樋としてつくっています。
ただ、確かに汚れますし、近所に家があると選択しにくい方法であることは確か。こんな立地だからこそ必要でかつ可能なディテールです。
ただ、確かに汚れますし、近所に家があると選択しにくい方法であることは確か。こんな立地だからこそ必要でかつ可能なディテールです。