採光や換気のために吹き抜けなどでは上に窓をつけたくなるときがあります。
もちろんオペレーティングは高所用のオペレータや電動化で対応が可能なのですが、窓拭きなどを考えますと通路を設置するのに越したことはありません。
しかしそこに通路を作ってしまうと鬱陶しいしあまり見た目もよくありません。
こちらの住宅では、メンテナンスも考慮して吹き抜けに通路を設置することにしましたが、板を渡すと空間が途切れてしまい折角の吹き抜けが生きなくなってしまいます。
そこで、スノコ状の通路にすることを提案して、途中の梁も天井の上の梁からボルトで吊るすことにして最低限の強度を確保するようにデザインしました。
この形状でしたら光も漏れますし何より空気が途切れず動くことができます。
見た目的にも軽やかで部屋のアクセントにもなりました。

こういうことにも時間を掛けてあきらめずにデザインすること、とても大切です。