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階段1

           

一本梁の木製階段

階段の設計は本当に面白いのです。
とても既製品のセット物の階段など、使う気にはなれません。
とくにリビングなどに設置する階段ですとデザインがとても大切になります。
こちらの住宅はコンクリート打ち放しに木の厚板の床、それにベイマツの梁を使用しています。
こういった場合、鉄骨の階段でスッキリ見せるのが常套手段ですが、超ローコストを目指す住宅としては金属工事を増やしたくありません。となれば両側ササラの木製のストリップ階段となりますが、狭い空間に階段幅+ササラ板がくればどうしてもそこに存在しない空間的な壁ができてしまいます。
それを感じさせないためにはササラをできるだけ奥に追いやって踏み板だけを見せてはどうか。
そこで構造家にアイデアをぶつけながら可能性を探ります。
この住宅は階高は狭いのですが、それでもササラの長さはほぼ4m。
・できるだけ梁は薄く幅も狭くみせたい。
・この住宅は僕の母の家なので耐荷重的に問題がなければ揺れても構わない。
・2階にはピアノを搬入するのでその荷重は見込んでいてほしい。
以上の条件を満たすギリギリの梁幅で作りました。
大工さんは揺れるのを心配しながらも設計者である僕の指示を聞き入れてくれましたが、製作にはこちらの指示以上の細工をしてくれてかなりしっかりした階段を作ることができました。
手すりに関しては大人ばかりですので手摺子など付けずに最低限の手すりだけにしています。
その後、僕の娘が生まれ落下防止をとの話も出ましたが、子供だって落ちたくはないようでちゃんと用心するので何も付けないままで現在に至っています。もっともこれは子供の男女の差、性格にも寄りますのでスケルトンにした場合は、家庭ごとに対策を施したほうがいいと思います。対策としては板を張るとかロープやネットなどを使用するとかいろいろな工夫ができますし、折角の自分のお家ですのでそれを楽しんでもいいのではないかと思います。
               

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