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母の家

           

木とコンクリートの家
(2014年2月19日 に投稿したものです。加筆修正を加えています。)

今回は母の家です。昨年で10年(2014年時点)を迎えました。
写真は建築当時の写真です。
木をふんだんに使っているので写真でみるかぎり木造のように思われるかもしれませんが実際には鉄筋コンクリート住宅です。

南向きの窓

窓は南向きで2階のバルコニーを兼ねた庇で太陽光の直射をコントロールしているので、夏は室内に直射は全く入らず、冬には部屋の奥まで直射が差す設計となっています。
写真の小さなアルミ庇は南向きの2階のバルコニーに出る掃出し窓に取り付けたものです。これだけ小さくても効果は抜群です。
これも3Dシミュレーションの成せる技ですね。

光のコントロール

部屋に入る光をコントロールするのは板張りの部屋もタタミの部屋も障子をつかっています。
障子はそれぞれの窓ごとに2本引きで壁側に引き込めます。カーテンなどと違いすっきりと収まるので開口をとてもきれいに納めることができるのが利点です。

コンクリートと木

木製ササラ梁階段1
階段は木製のスケルトン階段です。
ドアなどの開口の木枠は省いています。内外をコンクリートの打放しにした建築ではコンクリートの打設精度がものをいいますので監理がとても大切です。
この住宅では扉はベイマツの練り付け合板を使用していますが、扉以外はすべて無垢の木を使用しています。
床材は35ミリのパイン無垢材、梁はベイマツ、階段もベイマツです。
それぞれに化粧していない素材そのものですから相性はいいと感じています。

               

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