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高断熱がもたらすもの

           

高断熱と火事

数年前のNHKクローズアップ現代で取り上げていたと思います。

高断熱の家が増えだした頃でした。
近年、火事が変わってきたとのこと。

そうなんです。
高断熱化により室内で火事が発生すると断熱材により熱が室内に籠もり室内の温度が急激に上昇して火事を大きくしてしまうというのです。
もちろん現在では石膏ボードや不燃クロスなど燃えにくい素材でつくることも多いだけに不思議な気がします。

実は部屋の温度が急激にあがることで思わぬ状況ができあがるのだそうで、フラッシュオーバーが起こり壁などより先に家具などが発火してしまうことが原因とのことです。近頃では室内に遮熱系の材料を使うことも多くなり、その状況はさらに悪化しているとも考えられます。

基本的に電化すると直火を使わないイメージですが、鍋などの際にカセットコンロをつかったり、クリスマスのキャンドル、お仏壇の線香やろうそく、もちろん石油ストーブなど、直火と無縁ではないのが実情。

いざ、火がつけば室内の火はあっという間に大きくなりその分、火に強いはずの石膏ボードなどからの有害なガスなども急激な温度上昇により早く発生すると思われます。

これからの季節、特に高断熱の家を建てた方はぜひともお気をつけいただいたほうが良さそうです。
さらに、住宅には法的な断熱強化が求められるようになりますので、これから家を建てる方も火のことだけはご注意頂きたいと思います。
               

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