ちかごろフレームキッチンというタイプが出現しています。
カタログの写真をみると見せる収納というのが大前提のキッチンです。
それに箱状になっていないので見えない部分が不衛生にならないというのも利点のようです。
もちろん昔から業務用キッチンを利用して同じような見え方のキッチンを使用されている方も少なくありません。
私の事務所でも業務用厨房機器のメーカーに特注してフレーム式のキッチンを2度ほどつくっています。
特注と言っても特別に高額になることもありませんし、むしろ、通常のシステムキッチンよりも安くできました。

今回ご紹介するキッチンは業務用キッチンではなく、昨年建築したローコスト住宅のために考えた更に安くて自由に変更ができる言わばシステムフレームキッチンです。組み立ての際に娘にちょっと支えてもらったりしてもらいましたがほぼ僕が一人でつくったものです。
フレームそのものはどこかにオーダーして作ってもらうことも考えましたがどうしてもコストに響きます。ネットなどでうまく流用できる部材も探してみましたがサイズなどがあわずに断念。ならばと自分でもカットできそうなフレーム材と組み立てパーツを調べてやっとたどり着いたのが今回のものです。組み立てはほぼドライバー一本で可能です。
天板、シンク、水栓などはIKEAのシステムキッチン用の部材を使用しています。素人にはちょっと難しく危険を伴うのはシンク用の四角い穴を空けることとステンレスのシンクに水栓用の穴を空けることくらいです。これでフレームの部材代は3万円程度。
このフレームですとキッチンに限らずテーブルなどいろいろなものに応用できそうです。