ガイナ、ご存知ですか?
ガイナというのをご存知でしょうか。
塗料状の遮熱材を塗って熱を遮断する材料です。
薄い被膜なのですが、これが結構な効果を生み出します。
鉄筋コンクリートの住宅で夏は室内温度がかなり上昇していた家が、ガイナ塗装をして住みやすくなったというのは実際に施工された方の実感のようです。
実は僕の事務所は築50年ちかいブロック造のとても小さな建物で断熱など全くしてありません。しかし12年ほど前にヤネクールという遮熱塗料を屋上に塗ってからは2階の真夏の室温は体感上ぐっと下がってとても暮らしやすくなりました。ですから遮熱塗料そのものの効果は僕自身も長年体験してきているのです。
ただ、昨年くらいからは夏場にちょっと暑く感じるようになったので屋上を見てみたらヤネクールが雨に打たれてかなり薄くなっているのがわかりました。
遮熱材も風雨にさらされるとどうしても効果を維持できないのは仕方のないことです。
実は、今日、ガイナを取り扱っている業者の方が面白いものを持って来られました。それが写真のガイナルーフです。
なんと軟質のプラスチックにガイナを塗布してさらに凹凸をつけて空気の流れまでを確保しようというもの。
これまでも粘土瓦に遮熱塗料を焼き込んだものや、遮熱塗料仕上げのスレート瓦をつかってそれなりの効果は実感し、また、採用したことを喜んで頂いたりもしていたのですが、屋根という雨ざらし、陽ざらしの環境でどのくらい効果が持続するのかは未知数でした。もっとも粘土瓦に焼き込んだものはかなりの寿命が見込めるとは思っています。
しかし、このルーフィング状の遮熱材は屋根材の下で遮熱を行います。雨にもさらされず太陽光にもさらされないという屋根よりははるかに恵まれた環境で効果を持続できるのです。プラスチックの欠点は紫外線劣化ですが、もちろん紫外線は屋根材がシャットアウトしてくれます。また、熱で硬化して劣化したりもしますが、これは遮熱塗料が直に塗ってあるので効温度変化は少なくなります。この環境であればたぶん寿命は屋根材とは比べ物にならないくらい期待でします。
また、家のデザイン上、屋根の色にこだわりたいこともあるでしょうが、遮熱系屋根材は色が白にちかいほど効果があるのは周知の事実でやはり明るめの色になっています。このルーフィングでしたら屋根材は自由に選べるのも利点です。
とてもいいことづくしのようなものではありますが、単価が2,500円/㎡を超える差額になるだろうとのこと。
そうなると採用は難しいようにおもいましたが、通常のコンパクトな家だと屋根面積は約100㎡程度ですので25万円のアップですみます。
屋根裏の温度があがらないと直下の部屋はずいぶん暮らしやすくなります。エアコンなどの効きも良くなります。もちろん天井内部の木材も熱収縮が少なくなるので寿命も延びるものとおもいます。坪単価などに換算してしまうとおおよそ1万円アップとなり高く感じますが、屋根材での遮熱と違って半永久に効果を持続できる可能性は大いにありますので、たとえば30坪2000万円の家が2025万円でより快適になり寿命が延びるのであれば採用もありかもしれません。
ただ、遮熱ルーフィングはガイナ以外にも存在します。ガイナルーフィングとくらべれば効果は弱いかもしれませんが、半分の効き目でも遮熱するかしないかでは体感的な違いが出るはずです。
もし、これから家を建てる、もしくは屋根替えをするという方は資料を検索して検討してみてはいかがでしょうか。
塗料状の遮熱材を塗って熱を遮断する材料です。
薄い被膜なのですが、これが結構な効果を生み出します。
鉄筋コンクリートの住宅で夏は室内温度がかなり上昇していた家が、ガイナ塗装をして住みやすくなったというのは実際に施工された方の実感のようです。
実は僕の事務所は築50年ちかいブロック造のとても小さな建物で断熱など全くしてありません。しかし12年ほど前にヤネクールという遮熱塗料を屋上に塗ってからは2階の真夏の室温は体感上ぐっと下がってとても暮らしやすくなりました。ですから遮熱塗料そのものの効果は僕自身も長年体験してきているのです。
ただ、昨年くらいからは夏場にちょっと暑く感じるようになったので屋上を見てみたらヤネクールが雨に打たれてかなり薄くなっているのがわかりました。
遮熱材も風雨にさらされるとどうしても効果を維持できないのは仕方のないことです。
実は、今日、ガイナを取り扱っている業者の方が面白いものを持って来られました。それが写真のガイナルーフです。
なんと軟質のプラスチックにガイナを塗布してさらに凹凸をつけて空気の流れまでを確保しようというもの。
これまでも粘土瓦に遮熱塗料を焼き込んだものや、遮熱塗料仕上げのスレート瓦をつかってそれなりの効果は実感し、また、採用したことを喜んで頂いたりもしていたのですが、屋根という雨ざらし、陽ざらしの環境でどのくらい効果が持続するのかは未知数でした。もっとも粘土瓦に焼き込んだものはかなりの寿命が見込めるとは思っています。
しかし、このルーフィング状の遮熱材は屋根材の下で遮熱を行います。雨にもさらされず太陽光にもさらされないという屋根よりははるかに恵まれた環境で効果を持続できるのです。プラスチックの欠点は紫外線劣化ですが、もちろん紫外線は屋根材がシャットアウトしてくれます。また、熱で硬化して劣化したりもしますが、これは遮熱塗料が直に塗ってあるので効温度変化は少なくなります。この環境であればたぶん寿命は屋根材とは比べ物にならないくらい期待でします。
また、家のデザイン上、屋根の色にこだわりたいこともあるでしょうが、遮熱系屋根材は色が白にちかいほど効果があるのは周知の事実でやはり明るめの色になっています。このルーフィングでしたら屋根材は自由に選べるのも利点です。
とてもいいことづくしのようなものではありますが、単価が2,500円/㎡を超える差額になるだろうとのこと。
そうなると採用は難しいようにおもいましたが、通常のコンパクトな家だと屋根面積は約100㎡程度ですので25万円のアップですみます。
屋根裏の温度があがらないと直下の部屋はずいぶん暮らしやすくなります。エアコンなどの効きも良くなります。もちろん天井内部の木材も熱収縮が少なくなるので寿命も延びるものとおもいます。坪単価などに換算してしまうとおおよそ1万円アップとなり高く感じますが、屋根材での遮熱と違って半永久に効果を持続できる可能性は大いにありますので、たとえば30坪2000万円の家が2025万円でより快適になり寿命が延びるのであれば採用もありかもしれません。
ただ、遮熱ルーフィングはガイナ以外にも存在します。ガイナルーフィングとくらべれば効果は弱いかもしれませんが、半分の効き目でも遮熱するかしないかでは体感的な違いが出るはずです。
もし、これから家を建てる、もしくは屋根替えをするという方は資料を検索して検討してみてはいかがでしょうか。