BLOGブログ

ふたつの箱のローコストコンクリート住宅

           

T-BOX
(2013年12月13日の投稿をもとにしています。)

今回のローコストは坪単価というより、建築費そのものがローコストのタイプです。
建築費約1100万円 なまえはT-BOXと名づけました。
「T」はクライアントの苗字の頭文字であり2つ(twin)のボックスからできているという意味でもあります。

趣味を活かす

木工の道具の音が煩いということで最初は防音をという話もあったのですが、建物そのものをふたつにわけてしまいました。
2つの棟のあいだは向かい合わせに大開口を設け、屋根付きのデッキでつないでいます。お互いにべつべつの部屋ですが大開口を通してお互いに気配は感じられるようにしています。

ふたつの箱

今回は母屋とアトリエですが、
たとえば
車が趣味の方なら車庫に・・・
SOHOなら事務所に・・・
鉄道模型の部屋なんてのもありかも・・・
いびきが煩いので寝室別!も・・・
ピアノ部屋や音楽室・・・

などなど2つのボックスをつくるといままでにない発想が生まれます。

ローコスト住宅にこそプラスアルファを!

この敷地は景色が抜群に良かったので、コーナーの両側に大きな窓を設けました。
この大きな窓はカーテンウォールのような高価なサッシではありません。
普通の引き違いサッシを2段に重ねて上の窓の開閉にはオペレータを追加しています。
コストを抑えながらも贅沢な景色が楽しめるようにしています。
ちなみに対面キッチンを囲む板はご主人の手作りでキッチンは当時発売されたばかりのニトリの壁付タイプのシステムキッチンを設置しています。
               

SHARE!

BLOG TOP