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環境について

           

環境について

環境問題が大きく取り上げられている昨今ですが、建築の場合、いくつかの環境が関わってきます。

①建築を建てる際に必要な資源の調達による環境負荷
②建築内部の室内環境
③光熱関係のエネルギーによる環境負荷
④建物の下の部分の環境
など。

室内環境を重視した場合には自然素材というものが重視されます。果たして限られた資源を、人が住むからといって建物として使ってよいものなのか?成長の早いケナフなどの使用が増えていますが、資源の一番の有効利用は「建てた建築をできるだけ長く使う」ことでしょう。
そのためには、できるだけフレキシブルな空間をつくっておくことが最重要になります。メンテナンスも欠かせません。

■光熱関係は自然の恩恵を最大限に活用すること

光熱関係については、建物の向き、開口部の取りかた、使用材料などを吟味して自然の恩恵を最大限に利用することも大切です。それにプラスしてパッシブソーラーシステムやアクティブソーラーシステムなどを利用し、より効率の良いものにする方法も選択肢に入れるべきでしょう。また、夜間電力など現在のシステムでは無駄にならざるを得ないエネルギーをうまく利用することなどが必要だと考えます。

■土の環境を考えるのも必要

建物の下の部分、いわゆる土の部分の環境については今でもおろそかにされているように思います。
私は自分でこのことに気付いたのではありません。長崎総合科学大学の「環境計画」に関する池田武邦教授の講義に学生気分で顔を出していた際に教えていただきました。しかし、この件に関してはここで学んだことをどのようなかたちで建築に活かせばいいのか見当もつきません。これからの課題です。
講義を受けてから、素人の考えですが「もしかしたら、ケナフなど成長の早い植物は土そのものを不健康にするのではないか」と心配しています。

■建築と環境の共存

今となっては建築と環境が共存することはとても難しくなってきています。私たちにできることは「いかに環境への負荷を少なくするか」ということでしょう。また、未来のためには「便利さ」を我慢することを少しずつ増やしていかなければならないようですね。
               

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